コラム

2023.05.26

~珠姫様の嫁ぎ物が始まり~加賀てまり展

加賀てまりとは

加賀てまりとは、ひと針、ひと針、色糸をかがって作られる、色鮮やかな花模様や、幾何学模様が美しい工芸品です。加賀てまりの中には鈴が入っており、振ると柔らかい音が鳴るのが特徴で音がよく鳴ると、持っている人
の運も良くなると言われています。

金沢へは、徳川家から嫁いだ珠姫様が持ってきたのが始まりと言われており、古くは子供の玩具でした。

金沢では現在でも娘が嫁ぐときに、幸せをねがって持たせる習慣があります。

 

 

加賀てまり展 作品提供:山本悦子 さん

金沢 浅の川園遊会館 一周年記念企画として、山本悦子 さんのご協力で、加賀てまり展を開催致しました。

GW(2023年5月3日(水)~5月16日(火))に行われたこともあり、お子様連れのご家族や海外のお客様にもたいへん盛況でした。

作者の山本悦子さんも展示会場に来られ、作品説明をされました。(写真:中央 山本悦子さん)

 

四季の手毬

四季の手毬は、若い女性に好評でした。伝統的なものから、クリスマスなど外国文化をデザインされたものです。

 

 

金沢の伝統文化に触れて

金沢の伝統文化は「加賀てまり」と作家の山本悦子さんを通して、

金沢の暮らしや界隈の表現世界の奥深さや広がりに気づくことが出来ます。

この地域の気候や風土が育むオリジナルのヒト、芸術にぜひ触れてください。